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2011年9月24日土曜日

95プラドエンジンブロー

ビックリ?
95プラドのノーマルエンジ5VZがブローで入庫

 
5VZのノーマルエンジンがブローしてレッカーで運ばれて来た。
エンジンを掛けるとゴトゴトゴト、オイルがかなりの勢いで漏れて来る。
これはブローの逝きだな?野生の感で中古のエンジンを載せる事にした。
理由としてオイルの漏れている部分が広範囲にあるからである。
この件に対して色々説明すると長くなるので御来店して頂いてご説明します。
我ながら商売が上手くなって来たかも?なんてね
 
 
襲撃的なブローしたエンジンの写真

 
写真を拡大して頂ければ分かるが、左奥の部分に
クランクシャフトのジーナル部分が見える。
そう? シリンダーブロックに穴が開いていたのである。
ここからオイルが大量に出ていた原因である。

出ていた物がコンロッドのキャップである。
上手い事セルモーター上に乗っかっていた。 
ちっとセルのB端子に近かった為危険があったが?・・・


よ~く見るとキャップのボルトが曲がっていることと、
クランクジャーナル部分が綺麗なことが気になる。
エンジンオイルが原因だとすれば、ジャーナル部分に
ジャーナルが付着して起こるオイル切れや、
油温上昇の油膜切れなどが考えられるが、
ジーナル部分が綺麗なのは何故だろう。

オーナーのH氏によれば普通に高速を走っていると
異音がして力が無くなり。、高速Pキングに入れてみたところ
オイルがかなり漏れていたとのこと。
走行距離が150,000キロでのことなので何とも言えないが、
ブローする前に力が無かったとの話もあったので、もしかすると、
この5番がミスファイヤーしたりしなかったりでブローした可能性は大である。

V6、V8は一本死んでも一般ユーザーはちょっとおかしいか?
程度で、全く気づかない人も多い。
少しでも異常が気になれば大事になる前に、専門ショップ又はディラーに
相談して頂ければ、大事に至らない可能性が高い。

今回はパーシャルエンジンを取らずに走行距離の少ない中古エンジンを
オーバーホールして、若干のポート・ヘッド研磨などで馬力アップを計る事にした。