トップロードが手掛けたカスタム・車の修理・オリジナル制作パーツなど車の情報をUpして行きます!

2011年3月1日火曜日

4駆妄想と現実

今日は天気も良いしドライブでも行くか?

モモの少し小さい35φのハンドルを左手で握り、エンジンキーを回した。
ブルル、ブルーン。
今日もご機嫌なランクル100の愛車だ。
ファーストアイドルがこの時期だから1300回転で落ち着いている。
少しづつ回転が下がってきて800回転で落ち着いて水温も上がって来た。
まだオイルの温度は上がってないな。
この車はTRMスーパーチャージーの付いた510PSだ。
吸い込み音が心地よい。
アクセルを軽く2~3回吹かしてみる。
ブル~ン ブル~ン ブル~ン

最近はオフロードを走る場所もないし、もし仲間と走る機会があっても、
この車ならそこそこ走れるし、これで十分だ。
それよりも普段ストレスなく走ることが出来れば、それが俺には一番の
幸せかもしれない。

サイドを緩めゆっくり動き出した。
油温も上がり水温も適温だ。
水温88度 油温50度くらいか。
ぼちぼちスピード出しても大丈夫だ。

お気に入りの海の見える三浦半島にでも行くか?
アクアラインを抜けて海ほたるで休憩しよう。

信号に引っかかった。
隣は赤のスカイラインGTだ。
ノーマルか勝てるかな?
アクセルを吹かして挑発してみた。

ブル~ン ブル~ン
3500回転ぐらい吹かすと良い音だ。
GTのお兄ちゃんがこっちを向いた。
俺は親指を立てて、指先を前進方向に差した。
相手も親指を立てた。
GTもアクセルを吹かしている。
奴はこの車は絶対に遅いと思ってるに違いない。

信号が青に変わった。
GO~
キルル タイヤがホイルスピンした。
GTの方が遅れて出た。
ドアミラーにGTの顔が映っている。
俺はアクセル全開にした。

ATのミッションが一速から2速、3速と変わった時車体が横に振れた。
ミッションのマウンティングが駆動に絶えられずよれた感じがボディに伝わって来た。
その後ホイルスピンした。
TRC(トラクションコントロール)のパイロットが目に入って来た。
ホイルスピーンした為前後の回転差が出てパイロットが点いたのだ。

そのままアクセルを緩める事なく踏み続けた。
ボンネットノーズが上がり加速して行く。
チャージャーの吸い込み音がキューンと吠えている。
いいぞ・・・・・
そのまま踏んでいると車がミラーから消えて行った。

アクアラインに入り120Kで中央車線を走っていると、ダンボルギーニが
追い越し車線を追い越して行った。
おそらく140Kぐらい出ているだろう。追いつけないスピードじゃないな。
ルームミラーで後ろの覆面を確認した。
居ないな。
良し、アクセルを踏んで追い越し車線に入った。

マフラーの音が ボォーからポーに変わり、チャージャーの音がピューンと大きくなってきた。
丁度飛行機のジェットの回転が上がっていく音に似ているここち良い音だ。
500M離れていたが追いついた。
相手も気づいたようだ。
早くなってる。
俺の100も負けちゃいないぞ。
付いて行ける。

ルームミラーを見て、このドデカイ車にこのスピードで付いて来られたら焦るだろうに・・・
と思うと何故か微笑んでる自分がおかしかった。
前方に車が多くなって来たのでアクセルを緩めた。

海ほたるの駐車場でダンボルギーニが俺の横に止まり左ドアのガラスが開き、
にこって微笑んできた。
俺も笑って頭を軽く下げた。

年輩の男性だったのでびっくりしたがカッコイイ。
俺も幾つになっても、この車を愛し乗り続けていこう。

つづく
 

0 件のコメント:

コメントを投稿