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2011年2月8日火曜日

BMW M3 エアコン コンプレッサー ステイ加工

BMW M3 もう20何年以上前になるであろうか?
ブリスターフェンダーもイイネー
俺は昔から欧州車は好きなんだよ。
その中の一台なんだよな、このM3
 

今回はご紹介での入庫。ありがとうございます。
入庫してきた時はベルトが掛かっていなかった為、
分からないが、エアコンコンプレッサーのステイのクラックで、
何処かで以前修理した時に、コンプレッサーとクランクの
センターが出てなくておそらくベルトの滑り、又は音が
出ていたのであろう。
 
当時純正エアコンの取り付けを日本でおこなっていた
ケースが数多くあり、ステイのひび割れが多くみられる。
 
ただステイを溶接すると熱で位置がずれ、
最悪の場合ベルトが外れることもある。
外れないにしてもベルトの鳴きなどが出てくるので、
ステイの溶接は慎重に行った。
 
今回のこのM3君も可愛そうに13mmは、ずれている。
さぞかし痛かっただろうに・・・・

 
赤い線の部分で判りやすくしたが、ベルト一山ずれている。
折れる原因として、ステイをエンジンと止めているボルトが
3本である事が考えられる。
 
つまりコンプレッサーはマグネットクラッチで条件により
ON OFFを繰り返しているから、ONになった時に
クーラーベルトでクランクからの力がもろにコンプレッサーの
プーリーに加わり、その時コンプレッサーが振れステイに伝わり、
ステイのボルトがコンプレッサー後ろ側3本しかないため、
コンプレッサー頭が振れて、前側、後側のコンプレッサー根もとに
クラックが入るのである。

3本のボルトだけ。
 
 
加工後
 
 
上の写真と比べてもらえば分かるが、コンプレッサー
取りつけ部分を補強して、エンジンフロントカバーの所に
ステイを付けた。
これでボルトが4本に増えて、前側も固定されたので
クラックは、まず入らないであろう。
 
 
これでベルトを付けて完璧です。

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